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コミティア105戦利品

8/18 のコミティア105に行ってきました。 今日は一般参加。
というわけで買ってきた本のざっとした感想。ネタバレ等は配慮していないのでご了承いただきたく。
あと画質が残念な点についてもご了承いただきたく。手ぶれ補正が私の腕に追いつかなかった模様。
また、紹介ではなく単なる感想な点もご了承いただきたく。残念だったな、ここはチラシの裏だ。

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はぁ~んビバノン: 金はないが愛はある

概要:幼女と兄が銭湯で何かする漫画。42P

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この、銭湯を通じて何かを語ってるようでやっぱり銭湯しか語っていないような気もする一点特化ぶりが、「あ、俺、今、コミティアの漫画を呼んでるな」という気分にさせてくれてる一冊。 冷静に読むと話の流れが妙に唐突だったりと首を傾げる点は幾つかあるが、多分そういう事は問題ではないのだろう。漫画が物語を語る装置だと誰が決めた。漫画が銭湯を語る装置ではないという保証はどこにもないのだ。

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ちなみに一番気に入ったのはペーパーのイラスト。

 

簡怪 convinience mystery: pik0maro

概要:コンビニを舞台にした怪談二本。28P

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表紙の女の子の安定した七等身感に惹かれて買ってみた一冊。中身も表紙から想像した通りの怪談だったが、お話に意外性が全くなかったのが残念。もう少しひねりがほしい。次も見かけたらとりあえず買ってみるか。
余談。肉まんを食べて美人になる → 作成した美人の肉が肉まんの具材になる → 肉まんを食べて(略)。うーん、マッチポンプと言うか永久機関と言うか。

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更に余談。漫画や二次元で「自然な不細工」を表現するのって結構難しいと思うんだが、その点これはよくできてるなあ。や、私は右メガネでも構いませんよ別に。

 

ホームレスのおっさんとドラゴンの話: 群×群

概要:ホームレスのオッサンとドラゴンの漫画。54P

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どこのホモ同人誌に出しても恥ずかしくない、そんな立派なヒゲオヤジの表紙に惹かれて買った一冊。
54Pに詰め込まれた要素要素は悪くなく、1P単位では安心して読めるのだが、全体としてみるとそれらの要素がバラバラでうまくかみ合っていないという印象。特に最後の展開が急でページをめくる度に「ん?」という気分になるのが惜しい。え、このメガネ、思わせぶりなセリフ吐かせておいて結局何もなし?
もういっそのこと100Pくらい延々オッサンとドラゴンが掛け合う漫画するってのはどうだろう(無責任

 

川底幻燈の3冊目: くらやみ横丁

概要:川底に沈む異界の町とそこに住む少女とネクラ少年のお話。三巻目。44P

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夕闇とか人気の無い商店街とかが好きな人向けの本。つまり全人類のための本。昔たまたま見たイラストがそのまま同人誌になってたので思わず買ったシリーズ。
が、正直なところこのシリーズ、2巻目からちょっとテンション下がり中。現実と幻想のあいだをさまよう感じが好きだったんだけど、2巻で普通に世界観を解説されちゃったのが個人的には痛い。光を当てられた闇は、もはや闇ではないのだ。川底の商店街はそれだけで美しいのに(俺にも一枚描かせろ)、言葉と設定で飾らねばならないのは漫画を進めていくための宿命なんだろうか。

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あ、はい。

 

PANDA GRAPH7: ヒゲの人

解説:いつも通り落書き本。12P

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コミティア一般参加の日は、前情報なしで昼頃にふらっと訪れてから会場内をローラーで物色するのが常なのだが、そうなると人気のある本は結構な確立で売り切れていたりする。
というわけでベレー帽のおっさんのところも最近は新刊が手に入らない事が多い。今回も小さいのを除いて本は影も形もなかったよ。果たして小さいつづらには福はあったのか。多分、やっぱりいつも通りだろう。

 

アンドロメダ総集編3と4: 形而上的プラネタリウム

概要:重力(引力)と遠心力(斥力)とで近づいたり離れたりしつつ周囲の星も巻き込んで回り続ける2つの星を描いた長編マンガ。総集編その4で完結。それぞれ182P、100P

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本編自体はちょっと前に完結していたが、総集編の発行を待っての購入。
後半に入るにつれて井上君の防御力が乱高下しがちだったり、これまでの伏線の割には最終ボスがらみのイベントが思ったよりあっさり風味な点あたりが気になったか。あと、これまでは引力と斥力の緊張関係が物語を作っていたわけであるが、最終巻に至ってこれまでの鬱憤を晴らすかのように引力にまかせるがままにイチャイチャし始めるのは予定調和か(まあ、これまでも本質的にイチャイチャではあったが)。

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ひぐち某の某マンガの後で読むと、高村さんの笑顔のコマが出ると次のページあたりで自殺でもしやしないかと身構えてしまう漫画だったが、それも今回で最後である。アルマトゥーラとアンドロメダの新刊のない即売会は少し寂しい。それでもコミティアは続くのだろう。お疲れ様。

 

ひみつのまじょしかい: 形而上的プラネタリウム

概要:魔法少女を卒業した女の子達による女子会。26P

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魔法少女OGが当時を赤裸々に語るというコンセプトの漫画だが、ちょっと想像と違ったというのが正直なところ。
なんと申しますか、「魔法少女のそんな姿、見とうなかった」的な側面が見たいのですよ。こう、例えば魔法と一緒にアイデンティティも喪失し、それでもなお過去の栄光を忘れられない系女子の姿とか、そんな腐ったイチゴがごとき救いの無さに野郎達は心惹かれるのだと思います。
と言うか、この人、ひょっとして私が誤解しているだけで根本的にはポジティブな作風なんだろうか。でも代表作がアンドロメダですよ奥さん?

 

Ldra MONSTERS #01: ガウルの翼

概要:事典風モンスターイラスト本。44P

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ドラゴンの人(の一人)こと G.Riverのイラスト本。
イラスト本は普段はあまり買わないのだが、こういう辞典風の本は好きなので思わず買ってしまった一冊。でも攻略本風の本はもっと好きなので、適当なパラメータとかでっち上げると二冊買ってたかもしれないNE。
イラストにはそれぞれ出典もついてるが、キングダムコンクエストとかも描いてたのねこの人。 ソーシャルゲームと言えども、これだけ描けてメイン張れるくらいになると安心して食ってけるだろうなあ。クリーチャーの描き方教えてくれ。
以前買ったDRAGONBREATH MNSTERS に比べると、モンスター一体一体が大きい代わりに数が少なく余白も多くてボリューム不足感漂うのが残念。
絵については今更語るものでもないので語らない。

 

灯陰の冒険者1&2:希望風

概要:漫画の体裁を取った中世欧州解説本。それぞれ46P、42P

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その1は封建制とか支配階級寄りの政体の概要を、その2は商人と経済に関する雑多な事を解説した本。
「その1」は正直言ってググれば出てくる程度の一般論だったのだが、一年の間に何があったのか、「その2」になると打って変わって造幣の実態やら物価の現実やら、やたらと細かいマニアックな世界に変貌している。なんだか中世スキーの沼へようこそといった塩梅である。私も負けちゃおれんな。
さて「その2」であるが、初めて触れる情報も多い一方で、その分読みやすさが悪化しているのが引っかかる。歳を食ってくると細かい数字や横文字の用語がすぐには頭に焼き付かなくなってくるので、数字が頭に入っている前提で話を進められると結構読むのが疲れてくるのだ。あと、その1の時には相槌役が居たんだが、今回はガキんちょが延々しゃべり倒す構成になっているので息をつく隙がないという印象。
そうでもしないと本に収まりきらないって? なあに、ならば100Pでも200Pでもページを増やせばいいじゃない。というわけで「その3」は300Pくらいのを宜しく。
とりあえず中の人に頼んで参考文献を教えてもらったので、後で勉強しておこう。
絵については語らない。

 

トルコ滞在記2: おつぶ

概要:タイトル通り。24P

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トルコ留学経験を持つ著者の滞在記。二冊目。前回はイスタンブール以外編で今回はイスタンブール編とのことであるが、大して詳しくもない部外者にとっちゃどの道トルコだトルコ。
で、本書。観光名所案内とかではなく、かといって2つの文化圏がどうという風に大上段に構えるでもなく、筆者の素朴な好奇心に支えられた人間観察的な側面が強い。前巻はそれでも観光記録・・と言うか散策記録的な側面がありその土地土地の情景を描いていたのだが、今回は場所をイスタンブールに絞っているためか、描画対象は大部分がイスタンブールの「人」。私はこういう下から見た人々の記録が好きなのでこれはこれでアリだが、中身がローカル過ぎて、読んでもイスタンブールに関する教養がちっとも深まった気がしないあたり、人によっては評価が別れるところだろう。
で、その本の世界で描かれるトルコ人であるが、これが実にいい加減。東ローマ経由でラテンの血でも混ざったんだろうか。或いは絵の具が混ざりすぎて灰色になってしまったか
手が込んだようには見えない絵だけど、違和感なくすらすら読めるし、逆にこれはこれで完成されている感すらも覚える。一方で絵が下手で読む気が失せる漫画も世の中にはあるわけで、この違いはなんだろうな。

 

SHORT THEATER: こぐま工房

概要:同人グループ楽書館の「らくがき帖」に掲載された作品の作品集。44P

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個人的には合同誌は好きではないんだが、本書はそれぞれのテイストが近いので自然に読めたよ。こういうのもたまには良いねと思って巻末を見てみたら全部同一の著者による作品集だった。あ、その、なんかすんません。
中身はというと、ほのぼの系かつちょっと刺もあるという具合で大変宜しいのではないでしょうか。個人的にはもうちょい刺があれば尚宜しいようにも思います。

 

GONE:たいらの字

概要:滅びた後の世界での一つの出会いを描いた無声漫画。20P

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中の人お得意の無声漫画。どいつもこいつも映画のワンシーンになりそうなコマばかりで捨てゴマが無い、まるで前近代の鯨みたいな本。爺さんと婆さん。これに赤ん坊が加われば三脚のごとき安定感を発揮する。
兄貴、映える構図の作り方教えろ。

 

HIRAFOLIO 2010-2012:たいらの字

解説:中の人の2010~2012年の仕事絵のまとめと思われる本。36P

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挙げられているのは本のイラストがメインで、その多くは本の表紙や小説の挿絵など。こうして見ると一杯仕事取ってんだなあ。兄貴、絵の仕事の取り方教えてくれ。あ、ソーシャルはいいや。

 

バーサス・アンダースロー総集編:JEWEL BOX

概要:女の子が銃で撃つ漫画の人が描いた青春モノDOUJIN誌。大量破壊兵器。130P

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このシリーズはしばらく買えていなかったので総集編はありがたい。と思ったら未読の話は描き下ろしの分しかなかった。じゃあ私がここんとこ買いそびれていたものは何だったんだという一冊。
で、それはともかく第一部の最終話に当たるであろう描き下ろしの分に関して言うと、これまでリアル時間で四年間溜めたわりには、発散するものが少なくて物足りないという感じ。締めの回なんだからもっとこう、酸味と甘味の過剰摂取で死人が出かねないような、穏やかな青春パワーで世界中の海という海が干からびるような、そんなやつを期待していたのだ。もっと私を焦がしておくれ。

 

バーサス・アンダースロー ランチブレイク2

概要:バーサス・アンダースローの小休止的な小話集。16P

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なんかこう、「思いついた時は面白い話だったはずなのに描いてみたら思ったより微妙だった」感が漂ってきて尋常ではない共感を覚える巻。
巻末後書きで感想を待っているとの事なので、僭越ながら申し上げれば、正直微妙だと思います。でももっと続けて下さい。

 

・総評
何度か通ってると、毎回買うサークルの顔ぶれが似たり寄ったりになりがちなので、積極的に新規開拓していきたい。あとどうも最近は完成度の高い小奇麗な作品を選ぶようになってきたのでこの辺も改めたいな。コミティアで買うべきは漫画じゃなくて魂だ。


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